「影響力の武器」を読んで
この本を読むにあたって
2017年は私にとって転機の年であった。
マルチ商法グループに短期間であるが潜入したり、歌舞伎町のキャッチに騙され大金を請求されたり…
僕らの周りには悪意を持って接してくる人たちが一定数存在します。
そんな時、
”彼らが用いる武器を知っていれば有利に立ち回ることができるのではないか。”
武器としての心理学を学び、交渉を有利に進められるようになりたい。
そんな期待とともに本書を読み進めて見た次第である。
用語集
- コントラストの原理
- 返報性の原理
- コミットメントの一貫性
本書の紹介
1.コントラストの原理
- 私たちには、二番目に提示されるものが最初に提示されるものとかなり異なる場合、それが実際以上に最初のものと異なっているように感じること。
2.返報性の原理
- 恩義を与えてくれた人に対して将来お返しをせずにはいられない気持ちになる、義務感
人間誰もが経験する「社会化」を通して私たちの心の奥深くに養われている。
私たちが行動したという形で蒔いた種は、その味が甘くても苦くても、必ずや私たちのところに戻ってくること。
いわゆる『因果応報』に似ています。
この返報性のルールが効果的なのは、
相手に借りがあるという気持ちがなければ必ず断るような要求でさえ、受け入れさせてしまう。
また、借りがある人に対しては、好きか嫌いか関係なくルールが働く所。
相手のことをどれだけ人間的に嫌いな人物であったとしても、借りがあるというだけでお返しをせずにはいられなってしまう。
これは返報性の原理が人間の社会生活を通して私たちの心の奥深くに養われているためである。
だからあなたは気軽に賄賂を受け取ってはならない。
無料の試供品にもこの効果は働くため、注意しなければならない。
例)
デパ地下にて、お惣菜の試食会をやっていて、買うつもりがなかった商品を買ってしまったことはありませんか?
3.コミットメントと一貫性
- 一度決定を下したり、ある立場をとる(コミットする)と、自分のうちからも外からも、そのコミットメントと一貫した行動をとるように圧力がかかる。
また、周囲から一貫していると見てもらいたい欲求のせいで、自分の利益と明らかに反した行動を取ってしまう。
何かを得るために大変な困難や苦痛を経験した人は、苦労なく得た人よりも、得たものの価値を高く見積もるようになる
もし、あなたが承諾を引き出したいと思っているならば、
相手に最も効果的に働くのは、行動を含み、広く知られ、努力を要し、自分がそうしたかった(強制されたものでない)と思わせること。
まとめ
今回で全ての内容を紹介することはできません。
もし、もっと詳しい内容を読みたいとおもっていただいたあなた!
本書を手に取っていただけると嬉しいです。
以上、ミナミでした。